石川酒造
主な銘柄
多満自慢
石川家は、東京・福生の地に居を定めてから時を経ることおよそ400年となり、現当主石川彌八郎は17代目にあたります。江戸時代の石川家は、庭場という近隣の共同社会の長として、また、幕府直轄領熊川村の名主として、地域のリーダーの役割をはたし、将軍家への鮎の献上、朝鮮通信使の饗応といった御用を勤めました。天明以降に残された公私の出来事を記録した日記をみると、村の生活や御用の様子が豊かに書かれています。石川家は、天明~寛政頃(18世紀おわり)から、現青梅市成木で産出される石灰の取引をはじめ、文政期(19世紀前期)には、青梅縞などを扱う在郷の商人として活動を始めます。名主としての他に、商人としてもより広い地域の人々との交流を持つようになります。また、商人としての交流は、俳諧をはじめよする様々な文化の交流を生み出し、酒造業創業の下地を家同士の付き合いの面からも作りだしていったのです。
会社名石川酒造
住所東京都熊川一番地 【地図】
電話番号042-553-0100