長野・山三酒造「山三 純米大吟醸 愛山」とうなぎの蒲焼き

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こんばんは!日本酒の魅力を探求する週末の楽しみ、日本酒おじさんです。全国各地の酒蔵から選りすぐりの一本を味わい、その魅力を皆さんにお届けしています。日本酒の奥深さと、それに合うおつまみのペアリングを一緒に楽しんでいきましょう!

さて、今回ご紹介するのは、長野県上田市にある山三酒造の「山三 純米大吟醸 愛山」です。

SNSでも話題になっていて、ずっと気になっていた一本。満を持しての晩酌となりました。

山三酒造は創業150年以上の歴史を持つ老舗ですが、2023年2月に新たにリブランディングし、「山三」という新ブランドを立ち上げました。山と三のモダンなロゴが印象的で、パッケージデザインからも洗練された雰囲気が伝わってきます。

今回は赤ロゴの「愛山」をチョイス。兵庫県産の酒米「愛山」を100%使用し、精米歩合は45%。アルコール度数は16度とやや高めながら、純米大吟醸ならではの芳醇な香りと深みを期待させるスペックです。

それでは、まずは冷酒でいただきます。

グラスに注ぐと、穏やかで上品な香り。口に含むと、まず米の甘みがふんわりと広がり、続いてコクのある旨み、最後にキレの良さでスッと締まる。この“段階的な味の展開”がとても印象的です。45%まで磨かれているのに、繊細すぎず、むしろ無濾過生原酒らしい力強さと厚みをしっかりと感じられます。

今回の肴は「うなぎの蒲焼き」。

蒲焼きの香ばしいタレの香りと、ふっくらとした身の脂の旨み。それに日本酒の愛山特有の豊かなボディがよく合います。特に、タレの甘辛さに負けない存在感があるのがこの山三の魅力。うなぎの脂を包み込むような柔らかさもありつつ、口の中をリセットしてくれるキレの良さも持ち合わせています。

山椒をふってアクセントを加えると、酒の香りがより引き立ち、奥行きのあるペアリングが楽しめました。

この組み合わせ、私にとっては“ご褒美晩酌”の定番。豪華だけど、心がほどけるような安心感があります。

次に、燗酒でも試してみます。

ぬる燗にすると、香りに広がりが出て、口当たりも丸くなりました。ほんのり酸味が立ち上がることで、冷酒では見えなかった一面が現れた印象。無濾過生原酒の個性がぐっと際立ち、食後にもゆっくり楽しみたい落ち着いた味わいになりました。

山三 愛山、冷でも燗でもしっかり楽しめる、懐の深い一本でした。デザイン、味、香り、そのすべてが調和していて、これからますます人気が出そうです。

次回は千葉の日本酒で晩酌を楽しむ予定です。どんな一本と出会えるか、今から楽しみです!

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