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泡よし、キレよし、気分よし 日本酒ファンの心を捉えて離さない「にごり酒」

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新酒の季節には旨いにごり酒が続々

冬の訪れとともに新酒のにごり酒シーズン到来。ジューシーな米の旨味、軽いガス感、にごりのコクなど、魅力的な生酒の発売が目白押しでした。日本酒ファンが注目するだけでなく、飲みやすさの上でも初心者やワイン派の方にもおすすめしたい逸品揃い。
11月末を皮切りに、年末年始にはしぼりたての新酒で生酒が勢揃い。シルキーなシャンパン感覚で軽快にいただけ、乾杯酒にも年末のイベントにもぴったりです。
イベントが増える年末年始は、限定販売の新酒を多くのLOVER達が狙っているので、早めに購入してくださいね。場合によっては値段が原価より高騰していることもありますから要注意です。

クリスマスやひな祭りに、女性のハートをくすぐるジャケット「ちえびじん LOVE PINK」

見た目の甘さより甘さ控えめながらフルーティー、とろんとした甘酒のような口触り。色味は果物の苺ではありません、れっきとした原料「赤色酵母」を使って作られたため、鮮やかなピンクなんです。赤色酵母は製造過程で管理に手間がかかり、製造者からは敬遠されがちですが、大分県・中野酒造さんの多岐にわたる熱心な新しいお酒のプロデュースのひとつとして、またこの季節の新酒発売の合図として、人気を博しています。

ちえびじん LOVE PINK(大分)
ちえびじん LOVE PINK(大分)
http://chiebijin.com/

食事に合わせやすい、うすにごりやおりがらみ

やさしい甘みと泡、米の風味が立つスマートなお酒。日本酒らしさが前面に出ながらも優しい口当たり。チーズなどの前菜に合わせても、食中酒としても、歓迎される万能なできる子です。程よい微炭酸は、濃い味のお料理と合わせても、口の中をスッキリさせてくれますし、それだけで呑んでも軽快です。
例えばこのようなお酒があります。

澤屋まつもと 守破離 五百万石 生酒うすにごり(京都) 
澤屋まつもと 守破離 五百万石 生酒うすにごり(京都) 
http://sawayamatsumoto.com/

純米吟醸Sparkling 発泡性にごり(長野)大信州 純米吟醸Sparkling 発泡性にごり(長野)
http://www.daishinsyu.com/products_premium

希少価値がある、清らかな雪国の自家醸造「とおの どぶろく・みず元仕込み」

筆者はこのお酒と、恵比寿にある日本酒の聖地とも呼ばれるBar、「GEM by moto」で出会いました。カリッカリに揚げられたジューシーなハムカツと、とろとろなのに発泡していて切れ味のいいどぶろくとの相性が抜群。記憶に残る組み合わせです。
岩手県の民宿「とおの」が自家醸造した逸品で数が少ないので、他のお酒よりさらに購入ルートは希少になります。

とおの どぶろく・みず元仕込み(岩手)
とおの どぶろく・みず元仕込み(岩手)
http://kamoshidaya.com/

まるで吞むごはんのようなどろっとにごり「金鼓 伝承水酛酛仕込み 濁酒」

食べるように吞むこのお酒は、甘酒にきりりとしたキレを加えたイメージ。腹持ちもいいと言われています。発想の転換でデザート感覚に、凍らせてシャーベットにしても美味しいんですよ。

大倉本家 金鼓 伝承水酛仕込み 濁酒(奈良)
大倉本家 金鼓 伝承水酛仕込み 濁酒(奈良)
http://www.kinko-ookura.com/index.html

言わずと知れた、人気殺到のにごり「仙禽 しぼりたて活性にごり酒 雪だるま(栃木)」

毎年恒例の活性にごり酒は、何度いただいてもやはり上品な甘さとみずみずしい果物のような香り。美味しいからやめられない! 純米大吟醸のにごり酒。人々は大人のカルピスと評し、ラブコールが絶えないふくよかな泡酒。ボトルもフォトジェニックです。

仙禽 しぼりたて活性にごり酒 雪だるま(栃木)

このように、にごり酒のにごり度合いには違いがあり、おりがらみ、うすにごり、にごり、どぶろくと呼び方も様々。
にごりの白濁している部分は、元を正せば米。本来は搾られて酒粕になる部分です。酒粕には、たんぱく質やビタミンB1、B2、B6、葉酸、食物繊維などが含まれているので、一説には「にごり酒は夏バテ防止に効果的」だと言われていたこともあるとか。

まだまだご紹介したいにごり酒はたくさん控えていますが、手に入ったものからお伝えしました。
なかには期待しながらも、酒蔵の規模や製造本数の関係、抽選販売などに漏れ購入しそびれた○○や○○もあります。(笑)
そんな一期一会の出会いも、出会えたときの栓を開けるトキメキも、日本酒と人との機微がありいいですね。数限りなく存在する全国の酒蔵の魅力を知るには、たとえ吞み続けても辿り着けないお品があることでしょう。
日本酒の人気を体感するよい出来事でもありました。

酒蔵レポート
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「来楽」茨木酒造(兵庫県明石市)

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中沢酒造株式会社(神奈川県足柄上郡)

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ライター プロフィール

酒美酔(すみよ)

酒美酔(すみよ)

フリーライター/エディター
月刊女性誌の企画ライター。蕎麦ソムリエ、日本酒コーディネーターでもあり、日本酒への愛が深く、食と人とのSTORYを探求している。

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